2015年11月15日日曜日

消えて行く往年のスター


消えて行く往年のスター
2015年
消えて行く往年のスター
親父が嘆いてた
子供だった僕はその人の事など知らず
宿題を嘆いていた

消えて行く往年のスター
お袋が悲しげに
涙を浮かべた瞳の向こうにある
テレビのワイドショー

親父もいつしか草葉の陰に
お袋も記憶が曖昧になって
今度は僕が嘆く番になった

消えてゆく僕らのヒーロー
正義と勇気を教えてくれた
消えてゆく僕らのヒロイン
スキャンダルさえ勲章だった

静かに流れてゆくニュース
今までは他人事だった
だけどまさかそれがあいつだなんて
そんな時代になった

そりゃあ、いつかは誰だって
尽きてしまうのが命だって
わかってるはずなのに煮え切らない
遣る瀬無いこの気持ち

あいつより長く生きる意味が
果たして僕にはあるのか
今日はいつもより深酒の予感がする

消えてゆく僕らのヒーロー
真似をして怪我をこさえた
消えてゆく僕らのヒロイン
いろいろ世話になったよ

消えてゆく僕らのヒーロー
君たちには、往年のスター
  4年ぶりの作詞作曲となります。 いろんな方が、実際亡くなられてゆくのは、本当に悲しいです。 オヤジ世代だと銀幕のヒロインだったりするんでしょうが……。 我々にとっては、ロックスターやグラビアアイドルが、いなくなってゆく……。 自分の思い出の一部ですよねえ。心がもがれてゆく。 歌詞を書くきっかけは、高倉健さんでした。 それを完成させて、附曲に導いたのは川島なおみさんの訃報でした。
弾き語りのライブ映像
これは 星空文庫TOKYO EARLY 3 YEARS −1982年− を参照いただければと思います。まあ、かいつまんで言うとアマチュアロックバンドの名前です。

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