2013年6月1日土曜日

ローン生活13年の歴史 −12−

2007年の心臓手術は、とにかく大事件であったわけで……それ以降の生活の中心は、収入とか仕事とかじゃなくて、健康が一番の問題だった。

安定していた術後の体調だったが、2008年秋に異変が生じて再入院となる。

これもまた語り尽くしているのでそこを参照してもらおう。

星空文庫の「サイボーグの過信」

星空文庫の「サイボーグの掟」

2009年に再復帰するも、もう仕事の事などどうでも良くなっている。それはそれで問題で……会社としても、そんな輩を雇うわけがない。それでも何とか20年勤めた温情で生き延びていたはいた。

さて、それはそれとしてローンを払い始めて9年目だったが、来年(2010年)から利率がアップする予定となっていた。

最初に考えたのは、転職。これは退社して得た退職金をローンの繰り上げ返済に回そうという考えだった。

転職斡旋サイトに登録すると、さっそく担当者から連絡があり、担当者と面談することになった。物腰の柔らかい私よりも年配の担当者に指摘された事は、私の宝は2002年に取ったシスアドでも、趣味のコンピューターでもなく、やはり20数年続けて来た接客技術だろうという話になった。

転職熱が自然消滅していった秋口、ふと引越という考えが頭に浮かんだ。
「そうだ、住み替えだ!!」

都心に拘る必要はなかった。
通勤圏内ならどこでもいいじゃないか。
どうせなら、つくばエクスプレス沿線なんかいいんじゃないか!
つくばは、さすがに遠い。
でも埼玉、千葉ならいっきに茨城も悪くない。

いくつか物件をネットで探し見ると2千万円台で、かなりの物件があった。
下手をすると今よりも部屋数が多かったり、広かったり、内装がお洒落だったり……。

最初に見に行ったのが、みどり野というつくばの3個前の駅で、駅前に25階建てのでっかいマンションがあった。森下と同じ大京の物件で……ここが第1候補となって、再度アポを取って担当者に会う約束となっていた。

その間にいろいろ他の物件も見たりしていて、電車の始発にもなっている守谷の物件も気になっていた。次の休日に守谷によって、みどり野へ……という予定を組んでいたが、実際には、守谷で決定してしまい、みどり野行きをキャンセルしてロックシティ守谷(現イオンタウン守谷)でお茶をした。

物件的には変わらなくても、駅の規模、利便性、周囲の環境のどれを比較しても、その頃のみどり野には、何もなかった。10年後は分からないが、10年後は当方だってどうなっているかわからなかった。

とにかく決断は大成功だった。

星空文庫の「サイボーグの都落ち」

ざっくりだが、4200万で購入したマンション、10年で残は3500万程度だったが、そこを3800万で売ったことで、車も現金で購入したし、羽振りの良い日々が続いた。値が400万しか下がらなかったのは、ひとえにスカイツリー効果だったのだと思う。

私自身、日々伸びていくその姿に何かしらわくわくした気持ちをもらっていたような気がする。そのスカイツリーは守谷からも肉眼で確認が出来た。たいしたものだ。


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