2011年11月2日水曜日

蒼き風に舞う


蒼き風に舞う
2007年作
見知らぬ街に
タバコを吹かし
少年は通り過ぎて行く
虚ろな夢を追い掛けて
何処にあるのか知りもせずに

春の気配だけを頼りに
街角から流れる歌に
口笛を合わせる

夜の闇を
恐れもせず
部屋の隅でギターを弾いてる

奏でる音に夢を乗せて
明日の道を探している

春の訪れは
もうそこまで
履き古した
上着を捨てて
身軽な気持ちで

朝が訪れ
ラッシュアワーの街に
背を向けて
鮮やかに蒼き風に舞う
軽やかに蒼き風に舞う
しなやかに
 歌詞そのものは、20代の頃に書いた走り書きのようなものだ。
 あの頃の自分に戻れるような、魔法の呪文のようなフレーズに今の自分を照らし合わせてみる。仕事に疲れた老いぼれた自分が浮かび上がるが、そこに長い年月の経過を感じ、涙さえ瞳の端の方ににじませる。
 2007年、これもNEXTMUSICに発表されてから流れてしまった曲の一つである。今回アレンジをさらに重ねてホーンセクションを途中から加えてイメージアップを図りました。
 うちの親父は死ぬまでタバコは止めなかった人だが、私は心臓手術をしたこともあって、道半ばにして挫折してしまった。タバコは吸わないのではなく吸えなくなってしまったのだ。
これは 星空文庫TOKYO EARLY 3 YEARS −1982年− を参照いただければと思います。まあ、かいつまんで言うとアマチュアロックバンドの名前です。

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