2011年11月16日水曜日

バベル


バベル
2008年作
寂しげな瞳の中
きらめく星の向うに
閉ざしたはずの心が投げかける疑惑が渦を巻く

例えば誰かに夢を
打ち明けた時でさえも
閉ざした心の鍵はしっかりと握りしめていて

嘆き悲しむその姿
いつもこの目にしてきたけれど
夜明けの空に消えてく
星の明かりに未来が見える

行く手を阻むものなく
そびえ立つ夢の塔を
その瞳に見据えてる足下を見ることもなく

暗い谷間を渡る風
まるでウイルスの様に忍びよる
不信と裏切り時には恐れを
知らない愚かな行い

遥か昔作られた
天空に向かう塔は
混乱の中に消えて振り返ることもできない

たいそれた野心なんて
抱くはずはないけれど
通じ合える架け橋を
作ろうとしていたかもしれない

輝く未来に残せる何かを
今日も気付かずに作ってる

築き上げたとき思わぬドラマに
流され行くのも人の運命(さだめ)
 2008年10月に作った曲です。この頃住んでいたマンションは11階部にあったので、隅田川の花火大会や工事中のスカイツリーがよく見えました。経済的にそこに居続けられなくなったとはいえ、良い所でした。ちなみにこの曲のモチーフはやっぱりスカイツリーでしょうね。人はなぜ空に向かって塔を建てるのか。別に神に近づこうなんて思わないですよねえ。今ならクローン技術とかですね、神の領域に近いっていうとねえ。
 さてこの頃は11月のThe Who来日が視野に入って来てました。13日の大阪城ホールに始まり、14日は横浜アリーナ、16日はさいたまスーパーアリーナ、17日と19日が武道館という流れの中、横浜参戦後、祖母の告別式のため、夜行で富山に向かい、15日滞りなく仏事を終え1泊し、16日富山から埼玉という強行軍は、想い出ですね。当初はそれだけだったのですが、結局当日券を買って19日に武道館も参戦することになったのでした。
 職場は、上野に戻ってきていて、なぜか意味不明の千葉勤務でしたね。
これは 星空文庫TOKYO EARLY 3 YEARS −1982年− を参照いただければと思います。まあ、かいつまんで言うとアマチュアロックバンドの名前です。

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