2011年11月4日金曜日

標なき道


標なき道
2007年作
幽かなる息を吸い込む音に
気付いた夏は彼方に
静けさの中で破片を拾う
砕けた身体と知らず

浅き夢みし午後の語らい
遙かなる大地を背に

いつか振り返る日のために
共に優しさを交わしている

夢の隙間からこぼれて落ちる
砂の粒数えるよに
意味のない時を費やしながら
徒労に終わりため息

午後の日差しの温もり浴びて
声にならない言葉に

計りしれない明日を見て
共に虚しさを交わしている

遙かな想い時を隔てて
蘇る熱き想い

明日を描くキャンバスに舞う
慣れた筆さばきに想いを馳せ
赤い絵の具を絞り出しながら
闇に明かりを灯し続けてる

いつか未完の作になれども
共に標なき道歩いてる
 大きな手術を終えて、2007年10月16日に何とか職場に復帰したALTVENRYだった。過去を振り返ると一応はサラリーマン稼業、目指すは昇給、出世なのだが、数年前から一線を遠のき、微妙な状態を継続していたが、今回2ヶ月も仕事を離れてみると、さらにその傾向は強くなった。ただ、それも許させるという特権を得たような感じだった。
 とにかく健康が1番、それ以外は2の次だと思った。
 「静けさの中で破片を拾う、砕けた身体と知らず」というフレーズは何となく口から吐かれたが、「サイボーグ」という歌でも書いたように、もう人間ではないのだ、と極端な妄想を浮かべた時に、ターミネーターのように破壊された部品を自分で回収して修理するような光景でも浮かんだのだろうか?
これは 星空文庫TOKYO EARLY 3 YEARS −1982年− を参照いただければと思います。まあ、かいつまんで言うとアマチュアロックバンドの名前です。

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