ノイズの向うの真実
2008年作
確かな記憶だけ追い求めてる雨の中でワイパー越しに見る久しぶりの故郷の街に
訪れ……過ぎ去る歩行者に
あの日の少年を重ね合わせてみてる
誰にも話せない話したくない古い傷に
触れてはいけないと背中を向けて煙草を吸う
閉ざした扉にかけられた鍵を開くことは
すぐには出来ないだろう
遠ざかる夢の彼方で呼んでる声は
雑音だらけの言葉の世界で消され
頼りないけれどさあどこまでも歩いてく一緒に
倒れて血を流す力なきものを踏みにじる
頭を抱えてるノイローゼの吹きだまりさえ
怯えて……ロッカーに鍵をかけ
従う振りをして微笑みを絶やさずに
飛び交う情報の渦に巻き込まれた感情
頼みの知識さえ剥げ落ちた粉飾メッキと
途切れた回線は異常の赤いランプ灯す
受け入れられない事態
遠ざかる夢の彼方で呼んでる声は
雑音だらけの言葉の世界で消され
頼りないけれどさあどこまでも続いてく時間の
流れに身を寄せ意識をノイズの向うに
真実の声はかぼそく弱くてもろい
時には勢いのある罵声にどやされ怯える
だけど微笑んでさあ歩き続けていこう一緒に
遠ざかる夢の彼方で誰かが手招きしてる
雑音だらけの言葉の破片が額に刺さってる
血は流れなくても心に傷を無数にこさえる
きっと君がいるからこうやって歩いていける
2008年、一月一曲プロジェクトにより8月に発表された。今回は疾走感を出す事を目標としていたので、まあまあの出来だろうか。比較的好みのコード進行に裏付けされて歌い込んでいる感じだ。
言葉数を増やした事が疾走感に繋がってもいると思うが、「剥げ落ちた粉飾メッキ」「異常の赤いランプ」といったアイテムが、自然にわき上がった所を、「でかした!」と言ってやりたい。
2007年の心臓手術からやっと1年経ち、休日にはプールでリハビリもしていた。自宅療養期間に5キロ増やした体重を元に戻し、さらに5キロ落とし20歳頃の体重に戻しつつあった。だが下っ腹だけはなかなか引っ込まなかったので、腹筋もジムに通って鍛えていた。これが結局年末の入院にとつながるのだが、この頃はまだ体重を落としていく事に快感を感じていた。
言葉数を増やした事が疾走感に繋がってもいると思うが、「剥げ落ちた粉飾メッキ」「異常の赤いランプ」といったアイテムが、自然にわき上がった所を、「でかした!」と言ってやりたい。
2007年の心臓手術からやっと1年経ち、休日にはプールでリハビリもしていた。自宅療養期間に5キロ増やした体重を元に戻し、さらに5キロ落とし20歳頃の体重に戻しつつあった。だが下っ腹だけはなかなか引っ込まなかったので、腹筋もジムに通って鍛えていた。これが結局年末の入院にとつながるのだが、この頃はまだ体重を落としていく事に快感を感じていた。
これは
星空文庫
の
TOKYO EARLY 3 YEARS −1982年−
を参照いただければと思います。まあ、かいつまんで言うとアマチュアロックバンドの名前です。
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