2011年11月6日日曜日

空を飛ぶ箒がなくても


空を飛ぶ箒がなくても
2008年作
誘われて何処までもついていく
気まぐれな瞳の裏側に
やりきれぬ哀しみ滲んでる
終わらない昨日が追いかける

付いてきて離れないで
足跡が消えないうちに
太陽が沈まぬように願いを捧げよう

抱きしめた心は冷めすぎて
暖める言葉は固まって
降りしきる雨の中突き進む
夜は今静かに訪れた

付いてきて恐れないで
泥濘が邪魔をしても
残酷な闇の中で願いを捧げよう

素敵なことだけ頭に描いて
弾けるリズムを刻みながら
確かなことだけ分かっているなら
迷うことはないいつだって

紫色の夜明けが今
二人の身体を包み込む
砕けとぶ破片をすり抜けて
新しい時代のベルが鳴る

ここにいて離れないで
輝きが衰えてしまっても
空を飛ぶ帚がなくても
想いを伝えよう
胸に希望が湧いてきたら
大切な明日を抱きしめる
 人間、年を取ってから徐々に手に入れる物と徐々に失っていく物がありますよね。
 若さは、失っていく物ですね。若さっていうのはそれだけで、魅力なんです。それは恋という不思議な世界を作り上げる魔法だったりするんですよ。若さだけじゃありません。ルックスとか財力とか学歴とか、いろんな魔法があるんです。
 まあルックスが駄目で、金もない高卒なんか(私は高卒ですよ)だと若さだけが魔法であって、もしそれがなくなるとただの親父なんです。ただの親父には誰も振り向かないんですよ、っていうのが真実で、それに逆らおうというのがこの歌なんですよね。
 手術が終わり、職場に復帰したのは良いが、誰も振り返ってくれなくなったかなあという寂しい話なんですよ。
これは 星空文庫TOKYO EARLY 3 YEARS −1982年− を参照いただければと思います。まあ、かいつまんで言うとアマチュアロックバンドの名前です。

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