2011年11月6日日曜日

白い髭はここにある

白い髭はここにある
2008年作
大きな河を渡って列車に飛び乗り
街から街に遠くへ旅路は続く
人も羨むよな思い出を語り出す
白い頬髭なで回して笑ってる

祖国を追われて北の氷の大地を
愛する人と共に彷徨い続けていた
涙無くしては語れない物語
低く嗄れた声で話してくれる

疲れて眠った顔は
やさしさ溢れる
時々怯えたように
寝言を呟いてる

明日はまたどこかへと
旅立つ定めを
背負って生きるすべての
命に祈ろう

少し気になり始めてミラー横目で
覗いてみれば確かに気になることだけど
どこか似ている頬にあったあの印は
あの白い髭はここにある
心臓手術の翌年2008年、その年3作目の新曲として発表!
 人も羨むような想い出を語りだす爺さんが、実は自分だった。まあいろんな解釈が出来そうだ。冒険をする人生に憧れを抱くのは、今まで冒険をしてこなかったからでなく、これから冒険が出来なくなるからかもしれない。
 この頃勤務地である八重洲界隈の探索に精を出していて東京駅から高島屋あたりまでの地理に精通していた。コレド日本橋、丸の内オアゾにも足を伸ばした。
 この頃は江東区森下に住んでいたので、大江戸線で門前仲町、東西線に乗り換えて日本橋で降りるという通勤経路だった。門前仲町で途中下車をしてお茶を飲んだりしたこともあった。実に懐かしい。

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