2011年11月4日金曜日

アルキダスト


アルキダスト
2008年作
閉じ込めた過去の記憶
透かして見ている今日の
淋しさを今噛み締め
歩き出す共に心は沈黙の彼方

誰人も忘れている
秘密の言葉の意味を
刹那さに今ほだされ
過ぎ去る昨日に歯止めをかけて思い出す

悲しい涙を流す瞳の向うには
敗者の意識が渦巻く都会が見える
競うだけの生き方を捨ててしまうのなら
明日は一筋の希望が輝いている

背を向けて影を見てる
問いかけた人も消えて
救いなき日々語れる
文書もどこかに隠されて埃を被る

寂れた時計の歯車の一つになれば
ただ回ることだけを考えて明日を待つ
無意味な言葉を吐き出すのはいつも一人
狂った歴史の中に時間を忘れてる

仕組まれた罠を避けて
閉ざされた道を選ぶ
生きてゆく今心は
揺れ動くたびに霧が行く手を阻んでる

閉じ込めた過去の記憶
透かして見ている今日の

淋しさを今噛み締め
歩き出す時は心は沈黙の彼方
歩き出す遠く心は無人の海原
 年が明けて2008年、三賀日は自宅でゆっくり過ごした。正月のテレビもほとんど見なくなり、インターネットにも飽きて、やはり創作活動に精が入ってしまう。
 2007年の手術にまつわる小説、というか随筆「サイボーグの目覚め」を執筆したり、この「アルキダスト」を作成していた。
 タイトルは歌詞の中の「歩き出す共に」「歩き出す時は」「歩き出す遠く」に共通する「歩き出す”と”」をカタカナにして決定。そしてこのブログタイトルは、さらにそれを変形させて「R-Key Dust」と名づけられた。
 ちなみにこのような言葉遊びは、まあ昔からあったもので、自身のことでいえば、「ALTVENRY」は、あると便利だが、さらに大昔は「R&B(enri)」みたいな感じでアルトベンリだった。また他の例で見るとZELDAという女性ロックバンドが、「ハベラス」という曲で、親が子供をいつまではべらしとくんじゃい!という内容の歌を歌っていた。また谷山浩子に「SORAMIMI」という曲があるが、これも名曲である。

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