2011年11月2日水曜日

悠久を超えて


悠久を超えて
2007年作
明日になれば忘れられることも
今日は心に重く被さってる
そうして今は暗い道を一人
通い慣れた坂道の国道
車を避けながら足を運んでいる

信じていれば救われることも
足の先から凍り始めてる
こんなに辛く感じられるくらい
深い想い 抱き続けていた
笑顔を見るためにドアを開けるまでは

深い海の底に眠る昔栄えた文明思いを馳せてる
不思議なくらい落ち着いている
何もなかったように

会いたくなってベルを鳴らした
返事が無くてノブを回した
鍵もかけずに危ないなと声に
しようとして思わず飲み込んだ
二匹の獣が瞳を光らせてる

裏切られても他人を憎むな
傷ついたとて武器をつかむな
愚かさに今気が付かされたけれど
顔を上げて 無意識の底から
暗闇を引き裂き明日へ生きるため

深い海の底に眠る
昔栄えた文明繰り返すほどに
愚かというのか
深い海の底にかつて
栄えし者達がいた
黄昏に時を失いはしない
 逞しき想像力が生み出したフィクションは、高校時代私の一方的な片思いで、横浜の学校に進学した女性のことを思い浮かべて作り上げたものだ。
 さらに太宰治の「人間失格」のワンシーンにも影響されている。
 そして、人間とてつもなく挫折した時には、悠久の昔に思いを馳せると、きっと自分の悩みなんてちっぽけなものになるんじゃないかと思うんですが、実際どうでしょう。
 ちなみに自作の小説「PHANTOM LIFE」に類似事項が見られるので、参考にしていただければと思うが、まあ本人以外に誰が興味を持つというのだろう。
これは 星空文庫TOKYO EARLY 3 YEARS −1982年− を参照いただければと思います。まあ、かいつまんで言うとアマチュアロックバンドの名前です。

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